Paris Photo パリフォト2017アート愛好家の楽しみ方

こんにちは!昨夜すべりこみでフランス、もといヨーロッパ最大の写真見本市2017年のParis Photo(パリフォト)に行って参りました!
閉館1時間前に到着したところ、チケット売り場がひとつしか開いておらず長蛇の列に並び(フランスあるある)40分前に入場し、ほぼ小走りで会場を見てまわりました。
この苦い経験を生かすために、あえて時間のない時に巨大な展示会場に入ってしまったときの楽しみかたをお伝えしたいと思います!

パンフレットを斜め読みして有名なギャラリーをチェック

まず配布されているパンフレット、テキストにさっと目を通してみてください。一度は聞いたことのあるギャラリーの名前が見つかるでしょう。あるいは、キュレーターによる特設展示スペースや企画が大々的に宣伝されているはずです。気になるギャラリーのスタンドの位置を少しだけ意識して出発します。ただし、アートフェアとはあくまで見本市。ギャラリーは基本的に”売れる作品”を展示しています。キュレーターの展覧会のように新しい作品やコンセプトはあまり期待できません。有名なギャラリーであればあるほど、それは顕著かもしれません。

自分の目を信じて、好きなものだけみよう

行きたいブースの方向に向かいながら、写真を瞬間鑑賞しましょう。コレクション目的のないアート愛好家にとって、フェアは新しい作家に会う絶好の機会。あなたの感覚で好きな作品を探してください。ギャラリストに話しかけられたら、ギャラリストはコレクターとそうでない人を見極める目を持っているので、プレッシャーを感じる必要はありません。彼らに話しかけられたら、聞きたいことをどんどん質問して、彼らとのおしゃべりを楽しんでください。

好きな作品をチェックして、お家でチェックしましょう

気になる作品を見つけたら、作品とキャプション、ギャラリーの名前を記録しておきましょう。ということで、私が見つけたお気に入りの作品をご紹介します。

深瀬昌久
一見ただの家族の集合写真のように見えますが、鑑賞者はすぐにその違和感に気づくのではないでしょうか?

賑やかな老若男女の集合写真や個人の肖像写真に、布一枚で裸で取られている写真や、全員が背を向けている不思議な写真が並んでいます。時系列に並んでいるようで、被写体は少しずつ年老いていき、遺影のような写真が写っている写真もあります。現代では、家族写真を撮る機会や習慣も多くは残っていないかもしれませんが、この家族の記録に共感し、自らの家族に思いを馳せてしまう人は少なくないのではないでしょうか。